
こんにちは、みゆです。
今回は、職業訓練校の授業についてご紹介します。
どんな内容の授業を行うのか気になる方に向けての記事となります。
カリキュラム概要
わたしが通っていた訓練校では、大きく4つに分けて授業が行われます。
それぞれの授業内容について詳しくお伝えします!
- Web学科(内訳:18時間)
- Web実技(内訳:282時間)
- 就職支援(内訳:18時間)
- 模擬面接(内訳:6時間)
合計:324時間
この記事では、学科・実技についてご紹介します。
就職支援(模擬面談)について知りたい方は、こちらの記事を見てみて下さい。
就職支援について知りたい方はこちらです。
Web学科の授業内容(18時間)
①Webリテラシー(6時間)
- プロトコル・ホスト名・ドメインについて
- webサイト制作のフロー
- JPEG・PNG・GIFなどの違いについて
- Google・bing 検索エンジンについて
- セマンティック・ウェブについて
パソコン苦手だったのでWebリテラシーに自信がなく、授業を受けるのが楽しかったです。
②Webマーケティング(6時間)
- 広報にはどんな種類があるか(プレスリリースなど)
- 広告の種類(リスティング広告・Google広告など)について
- インプレッション数・クリック数・コンバージョン数について
- SEOの内部対策・外部対策とは
- Google Search Consoleの使い方
- Google analyticsの使い方
Webマーケティングの授業は、このブログ運営に大いに役立ちました。
アクセス数を計測する為にアナリティクスを使用したり、サイトのSSL化する事ができました。
座学では分からない実践的な部分を、このブログ運営を通して学んでいきたいと思います。
③Webサイト制作発表(6時間)
- 個人制作webサイトの発表
Webサイト制作発表では1人ずつ前に出て、自分が作成した作品の発表を行いました。
中にはプログラミング言語を使用してゲームを作った方もいます。
発表時間は1人大体10分くらいでした。
ひとりひとりサイトの味が出ていて発表の時間は楽しかったです。
Web実技の授業(282時間)
Webコーディング→Java Script→jQuery →コンテンツ制作実習→WordPress実習→Webサイト制作実習という流れで授業が行われていきました。
①Webコーディング(54時間)
科目内容:HTML・CSS・ユーザビリティ
使用テキスト:Webクリエイター能力認定試験エキスパート 公式テキスト
テキストに沿って、Webサイトを完成させていくという内容でした。
サイトを作りながらWebクリエイター能力認定試験エキスパートの試験対策もできます。
Webコーディングの授業では、terapad(テラパッド)というテキストエディタを使用しました。
※テキストエディタとは、HTMLやプログラミング言語を書く時に使用するメモ帳みたいなもの
それとは別に復習として、先生が練習問題を2回出してくれました。
練習問題をしてみたら全くできなくて、授業を受けていると分かっている気がするだけだと感じました。
練習問題を通して、得意な所・苦手な所・自分の今の実力が分かりました。
②Java Script(jQueryと合わせて54時間)
科目内容:基本機能、インプットとデータ加工、応用テクニック、アニメーション
使用テキスト:確かな力が身に付くJava Script「超」入門
Java Script・jQueryの授業では、使用するテキストエディタがBrackets(ブラケッツ )に変わりました。
Bracketsには、補完機能が含まれていて効率的にコードを書く事ができるからです。
※補完機能とは、簡単にいうと予測変換のようなもの
コーディングの授業ではHTML・CSSの本質を理解する為に、補完機能がないterapadを使用していました。
予測変換があったら、自分の頭で考えずにそちらを頼ってしまいますよね。
Java Scriptの授業でもテキストに沿って授業が進んでいきました。
こちらも先生が作ってくれた練習問題付き。
内容は、Java Scriptを使用して簡易計算機を作り、画面に出力するというものでした。
Java Scriptは、HTML・CSS(マークアップ言語)と違いプログラミング言語になる為、プログラミングの考え方をするという事が難しかったです。
③jQuery(Java Scriptと合わせて54時間)
科目内容:基本機能、インプットとデータ加工、応用テクニック、アニメーション
使用テキスト:jQuery標準デザイン講座
jQueryでも同様に、テキストに沿って授業が進んでいきます。
こちらのテキストは、トグルメニュー・スライドメニューなど実際のサイトで使えるおしゃれなデザインの例が30個のっています。
jQueryを使用するとこんな事ができるのかと自分の知識の幅が広がりました。
④コンテンツ制作(18時間)
科目内容:科目内容:画像処理ソフトの使用方法、フォームの利用、検索
使用テキスト:なし
コンテンツ制作実習では、Photopea(フォトピー)と呼ばれる画像処理ソフトを使用して、写真の加工・編集を学ぶ事ができました。
メリット
無料で使える・ほぼPhotoshopと同じ使い方ができる
デメリット
広告が表示されている・動作がやや重い所。
⑤WordPress(42時間)
科目内容:WordPressの活用と理解・カスタマイズ、サーバー・ドメイン、SEO対策
使用テキスト:WordPressでつくるビジネスサイト
WordPressの授業では、先生のわたし物テキスト(WordPressでつくるビジネスサイト)を使用し一緒にサイト制作を行いました。
訓練校で借りているサーバーに生徒一人ずつのアカウントを作り、そこにペットショップのサイトを作っていきました。
使用したテーマはlightning。
お問い合わせページには、「Contact form」というプラグインを入れました。
このmiyublogのお問い合わせページもContact formを使用して作成しています。
WordPressの授業も分からない所は生徒同士で相談しあったり、良い雰囲気で進んでいきました。
当ブログもWordPressを使用して作成しています。
最初は全然できなかったのに、今では自分でブログ運営をしていると考えるとずいぶん成長したなと感じます。
⑥Webサイト制作実習(60時間)
科目内容:個人制作webサイトの発表
使用テキスト:なし
webサイト制作実習の時間は、「卒業制作」作りに取り掛かります。
卒業制作はWebサイトではなく、Java Scriptなどを使用してゲームを作るでもOKです。
過去の先輩方の卒業制作を見ると、
Webサイト:9割
ゲーム:1割
という感じでした。
Webサイト制作は、エディタを使用し手打ち・WordPressを使用するか好きな方でサイト作りをするという流れです。
わたしはWordPressで、友人が経営しているお店のサイト作りをしました。
Word・Excelの授業内容(54時間)
MOS Word・Excel 2016 試験対策に向けて勉強を行います。(受験は任意)
Word【資格対策】(24時間)
科目内容:段組、差込印刷、文書の校閲、検索・置換など
使用テキスト:よくわかるマスター MOS Word 2016対策テキスト&問題集
Excelの授業内容(54時間)
Excel【資格対策】(30時間)
科目内容:高度な関数、ピポッドテーブル、マクロなど
使用テキスト:よくわかるマスター MOS Excel 2016対策テキスト&問題集
まとめ
Web系職業訓練校はどんな授業を行うの?という悩みについてお答えしました。
訓練校により勉強する内容が異なりますので、これから通いたい方は授業カリキュラムをしっかりと確認しておきましょう。
当ブログでは、職業訓練校の情報について他にも発信しています。
詳しく知りたい方は、他の記事も参考していただけると嬉しいです。